男

178cm

ガボン/カロン

ステッキ

体力型

鞭や箒

魔法特化型

ふくよかな男性の姿やモデル体型の女性の姿など、いろいろな姿に変身する能力を持つ。
ただし、オレンジ・青・白・黒の決まった4色しか使えないので変装には向いていない。
また、他者の動きを真似ることは得意だが、表情や言動は本人の感情に左右されやすいため、 最終的には誰でもない架空の存在になりきることで落ち着いている。

過去にサーカス団の裏方で働いていたが、表舞台に立つ夢を語るやいなや周りに軽蔑な眼差しを向けられるようになる。
モノであることを分からせようとムチを打たれ、体に大きな傷を負った。
その際に放たれた数々の暴言が今でもトラウマで、自分の顔に強いコンプレックスを抱く原因の一つとなってしまった。 変身能力を使いながら、命からがら逃げ出している最中にオリガミ職人と出会い、その能力を買われることとなる。

職人のことは自分を拾ってくれたことで恩義を感じてはいるものの、支配する側の人間に心を許すことは難しい。
そして、彼の世界に対する計り知れない憎悪を感じ取って、少し恐怖することがある。
確かに世界は自分たちに優しくない。だからといって、全てをなかったことにして初めからやり直して意味はあるのだろうか。考えはまとまらないままだ。
モノである自分に対して暴力を振るわないだけかなりマシ、と思うまでに留めておいている。

基本形態はガボンだが、その正体はカロン。 痩せこけた金髪の男である。
骨張ったい体格と悪そうな目つきがコンプレックスで、鏡を見るのも嫌になるほど。そのため普段は変身後の姿で生活している。
イロエンピツからは「ありのままの姿でいいのでは」と言われているが、本人としては本来の姿でいることのほうが苦痛なのだ。
それを言うならそっちも芸術家の顔を偽るなよ、とわゴムは思っている。

セロハンテープからも本来の姿のほうを好まれている。 それ以上の深い愛情を注がれている気もするが、子供扱いして楽しんでいるのではないかと勘繰っている。
自分の何がそんなにいいのかわからないし、好意を向けられるとくすぐったい気持ちになってしまう。
と、感じつつ、彼の整った身なりや、気迫と色気を併せ持った大人のオーラには憧れのようなものを抱いてしまう。 はやく彼のような立派な大人になりたいと思っている。

はじめはパンチやセロハンテープに怯えていたが、同居しているうちに彼らがそんなに悪い人ではないと気付き、今は打ち解けている。
イロエンピツのことも気難しい人だと思っていたが、今はモノの先輩だと思っており、「リーダー」と呼んで慕っている。 オリガミ工房での生活を経て、次第に自信が持てるようになった。
舞台の主役になる夢をずるずると引き摺っていたが、それもいつか叶う時が来るのかも知れない。そう願って止まない。

愛嬌のある見た目を作り、愛されようと努力している。 実は、笑うことも笑わせることも大好きで、サーカス団に居た頃もモノたちを芸で笑わせていた。 逃げてしまった手前合わせる顔はないのだが、あの時のことは良き思い出となっている。 攻撃方法としては、持っているステッキを巧みに使ってゴムを伸ばして撃ってくる。 肉鎧を使った体当たりも強力で、接近戦にも強い。 自分を大きく見せるためにシークレットブーツを履いている。

愛される姿を追求した結果、女優のような美しいフォルムになった。 特に女性への憧れがあるわけではないが、周りの反応もいいためコメディアンよりはこの姿でいることのほうが多い。 ただし、女の身体はよく知らないので適当な部分も散見される。女性なのは、あくまでガワだけである。 なお、元から魔法力はあるため、戦いでもこれを役立てている。 相手を魅了させたり、ゴムを自由に動かして相手に絡みついたりと、大胆な動きを見せてくれる。

派手な衣装を身に纏った滑稽な道化師。自分を面白おかしく見せることで相手を油断させる作戦をとる。
また、パーティを組んで戦うことを想定していたため、唄をうたうことで味方の士気を上げるなど、支援や回復に特化したスキルも持っている。
音楽やダンスも得意としており、華麗なステップを披露‥‥すると思いきや、大事なところで転んでしまうことも。しかしこれも人を笑わせるという作戦の通りだ。
攻撃することよりも、その場の空気を変えることが主な任務。

理想の輝きを求めて誕生した魅惑の魔法使い。 魔力をさらに引き上げてより強力な魔法を放てるようになった。
全方位から放たれるゴム鉄砲は抜群の爽快感。
その異形な頭部からも、彼がどんな姿にでもなれることを証明している。とはいえ、やはり女体の作りはいい加減だったりする。
身ぐるみを剥がされゴムを呼び戻すことも間に合わない時は、正体を表して拳を使ったインファイターに成り変わる。