キノピオの中でもより長く生きている老年の女性。
魔力の非常に高い魔法使いとして生まれ、昔は宮廷魔導士として活躍していた。
推定年齢は1000年以上とも言われ、その長い歳月を通じて魔法の奥義を極めてきたとされるが、彼女自身は多くを語らない。
次元の狭間という亜空間から魔物を呼び出し、使役している。
これらの魔物がブンボー軍団のメンバーであり、彼女の指揮の下、恐るべき力を持つ軍団となっている。
わゴムやパンチを召喚したばかりの頃はもっと若い姿だったが、
召喚する際に魔力を多く消費した影響で、次第に体も衰えていく。彼女にとっては仲間が増えたことの喜びのほうが強いので、満足している。
軍団の仕事は彼女の護衛であり、特に争い事は避ける主義だったのだが、オリー王の誕生によりその役割は変わっていく。
いのち折りによって生まれたオリーは、その親の魔力が高すぎるゆえに、力をコントロールできず感情もそれに支配されてしまっていた。
オリガミの技術はひとつの紙から無限の形を生み出すものであり、非常に高度な技術が求められた。
そのため、もともと魔法使いにしかできないものであった。
しかし、彼女は折り方のレシピを組むことで、誰もがオリガミを折ることができるように概念を変えた。
その功績により、多くの人々がオリガミの魔法に触れ、その力を自在に操ることができるようになった。
彼女はその功績に誇りを持ち、また、新たなオリガミ職人を育てることにも熱心である。
計り知れぬ知識と魔力が、彼女をより神秘的にしてくれている。オリガミの技術はさらに発展し、文化の礎となり、新たな可能性も開かれるだろう。