いつもおとなしい子犬。
頭部の耳は危機を察知するレーダーのような役割があり、動き続けている。よく見ると、常にふるふると震えているのがわかる。
音を聞くための器官も備わっており、人間の耳よりもより遠くのものを聞き分けることができる。
自由にシャットダウンもできるため、うるさいと感じたものには耳を塞ぐ。
たとえば、パンチが好きな音楽なんかはかなりの騒音に聴こえている。
口数は少なく、一言二言発するとそれだけで満足して再び口を閉ざす。
心を閉ざしているわけではなく、言葉を使うのがあまり得意ではないというだけ。
ちゃんと文房具たちに懐いているし、特にオリガミ職人のことが好き。
イロエンピツとは年が近いおかげで仲も良く、中でも一番はやくに打ち解けることができた。
文房具としての仕事に専念する一方で、趣味を見つけて自由に行動している仲間たちに憧れも抱いている。
彼らに触発されて、自分も何かしら新しい挑戦ができればと思いつつも、これといって思いつかないままである。
考えるうち、自分は自分で今ある仕事をこなすだけでいいとも感じている。今の自分に誇りをもち、満足している。
体のほとんどが機械で出来ており、指示を受けた仕事を正確に淡々とこなしている。
肉体も成長せず、感情の起伏も極めて小さい。
そのため、オリー王には気に入られており、オリガミ兵の生産に大きく貢献した。
彼女自身はオリガミ職人のことが気がかりだが、彼女の強さも信頼しているので、あの程度ではやられないということも理解している。
オリー王のことを特別に嫌っているわけではない。感情のコントロールができない彼を落ち着かせる責務を己で課している。
召使いとして、軍団員のあらゆる要望に応える給仕係。
頼んだものも出前ですぐに持ってきてくれる便利屋さん。
イロエンピツの色鉛筆やらセロハンテープのギザギザやらを配給している縁の下の力持ちである。
戦闘スタイルは、持っているカバンをぶん回し、身を守るのに徹する。
小さな体に対して不釣り合いなほどの強力なパーツを持った機械人形。
彼女の体から放たれるパワーは驚異的であり、敵を容赦なく撃破する。防御力も非常に高い。
その機械的な体は、冷徹で計算された戦闘スタイルを示し、最後の軍団員の一人として相応しい活躍を見せてくれる。
漆黒と白銀の毛並みと強固な牙を持つ、見事な美しさを誇る狼である。
その美しい外見とは裏腹に、彼の戦い方は荒々しく、容赦がない。
鋭い牙は鉄の鎖さえも容易く引きちぎり、戦いにおいては豪快なスタイルを示す。
敵に立ち向かう際、徹底的に獰猛な姿勢を見せる。
君主を守るための近衛兵であり、城塞のような堅固な体を持つ。
その強さは折り紙つきであり、敵の攻撃をいとも簡単にはね返すことができてしまう。
彼女の姿勢は堅固で不動であり、敵に対して絶対的な防御を見せつけてくれる。
圧倒されるほどの重厚な姿は、君主を護るための不可欠な存在である。