港町(ゴロツキタウン)出身で能動的な女性。腕っぷしもあるとかないとか。
でも所詮はキノピオなのでスーパーパワーが使えるわけでもなんでもないが、そこで育ったたくましい性格は彼女を特別な存在にしてくれている。
彼女の強かさは肉体だけでなく、その精神にも宿っているといえるだろう。
昔は多くのオリガミ職人が存在し、キノコ島で活動していたのだが、今は人数も少なくなっており、オリガミ文化を広めるために各地に拠点をおいている。
現在キノコ島にいるのは彼女一人だけ。
職人同士に血縁関係はなく、才能があれば誰でも職人になることがでる。また、種族も問わない。
彼女も、地元の歴史を知る中でオリガミという存在に出会い、職人と呼ばれるまで才能を発揮させることとなる。
研究熱心で、オリガミに深くのめりこむたび、オリガミのことが好きになっていったようだ。
人をペラペラとオリガミのように折って、船にしたり紙飛行機にしたりと変身させる能力についても彼女なりに研究中。
オリガミ職人には千羽鶴を悪用されないように守る使命があった。
「あまりにも強大なチカラ」という情報だけは職人の中では共有され続けていたが、だんだんとオリガミ職人の継承者が少なくなっていくにつれ、その危険性の認知も薄れつつあった。
また、オリガミ職人はモノ族と人間(ペラペラ)の橋渡しも担っている。
人間にとってモノとは自分たちを加工・改造させる力を有した怪物のような存在で、種族関係なく"モノ"と呼ばれるものはほとんど恐れられている。
モノも、かつては"生命"と"ただの紙"を区別することが難しく、事故も多発していた。
ゆえに互いに距離感を保って生活していたが、オリガミの文化が広まっていくにつれ、理解し合える関係になっている。現在はその発展途上である。